ことのはログ

繊細さをたいせつに、心地よく暮らそう

【おすすめの本】「普通」を疑ってみると見えるもの〜泉谷閑示さんの本を読みました。

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こんにちは、ことのはです。

ほんのり秋の訪れを感じるようになってきましたね。

秋は好きな季節なのですが、ちょっぴり切ない気持ちにもなるのは何故なのでしょう。

夏の終わりには、線香花火のような、儚さを感じます。

 

さて、今日は最近読んだ本のお話。

私が敬愛してやまない、山口由起子さんという方がおりまして。

(「繊細さん」でおなじみ、武田友紀さんの師匠でもある方なのですよ!)

「由起子さんのブログの過去記事を全部読む!」

という取り組みを半年ほど前からせっせと行っております。

ameblo.jp

 

その中で紹介されていたのが、泉谷閑示さんという精神科のお医者さんが書いた、

『「普通がいい」という病』 という書籍です。

 

 
以前、武田友紀さんのお茶会に参加したときも、この本のお話をされていたなと思い出し、早速読んでみることにしたのでした。
 
泉谷さんが、長年うつをはじめとする精神疾患の患者さんに対峙し続ける中で感じたこと。
それは、「そもそも現代社会で『普通』とされていること自体が、自然な生き物の在り方からは逸脱しているのではないか」ということでした。
 
われわれ人間も「生き物」であり、本来は季節や気候、バイオリズムにより日々違う状態にあるのが自然な姿。
それを「毎日規則正しく」という機械的なリズムでコントロールすることは、本来の在り方から考えると逆に「不自然」だというのです。
 
なぜこのような事態に陥ったのかということを、泉谷さんは「頭」⇔「心=身体」という対比関係を用いて説明されています。
「心」と「身体」は「のどが渇いた(と感じる)→水を飲む」とか「眠くなった(と感じる)→寝る」とか、矛盾や対立をしないシンプルなもの。
対して、「頭」というのはさまざまな情報処理をして、なんでもコントロールしたがる性質を持っている。その矛先は、当然「心=身体」に向けられることも。
 
私が「朝起きられない」ことに悩んでいたのも、「疲れているから休みたい><」という心と身体の声を、「仕事があるから起きなきゃダメ!」という頭が抑圧し続けていた結果なのかもしれないなぁと思い。。
心も身体もすでに疲弊しきっていたにもかかわらず、まだ頑張らせようとしていたのだな。ごめんよ〜〜〜><
 
私自身、現代社会って「効率化」とか「成果」とかを過度に求めるあまりに、見えなくなってしまった大切なものがあるんじゃないかと漠然と感じていたのですが、それを見事に体系的に言語化してくださったなと感動しました。
こういう感覚的なものって、ともすると根拠が浅薄になってしまいがちだけれど、長年精神科医として患者さんと向き合ってきた臨床体験が元になっているので、とても説得力があります。
 
この本で書かれていることのエッセンスは、昔のダイヤモンド・オンラインの連載にも詰まっているので、まずはこちらを読んでみるのもおすすめ。
 

ちなみに、冒頭にご紹介した、山口由起子さんも本を出されています。

ご自身の紆余曲折した経験を飾らず書かれているので、私のような感受性優位のひとはとても共感できるのではないかな。

由起子さんらしい柔らかな語り口も心地よく、「ゆったりでもいいんだな・ω・」と安心できますよ〜。

 
うーむ、、書評って難しいですな(ヽ´ω`)
とにかく良い本なので(急に雑!)、お手に取って頂ければ幸いです(^^)