こんにちは、ことのはです(^^)
9月になりましたね。
まだ日中は暑いですが、朝晩の風は肌に心地よく、秋がそこまで来ているのを感じます。
秋、好きなんだけどすぐ終わっちゃうんだよなぁ。
今年こそは紅葉見に行ったりしたいなと思います(*´ `)
さて、最近ぐるぐると考えていること。
「最短距離」がほんとうに良いのか、ということです。
効率化やスピードを重視する社会の中で、「同じ結果が出るのなら、早く出来る方法を選ぶべきだ」みたいなメッセージ、感じませんか?
私のいた家づくりの世界で例を挙げるなら、「お客さんが迷って決められないと、打合せの回数が増えてしまうので、迷わず即決できるような仕組みをつくろう」みたいなことです。
これ、決して間違いではないと思うのです。
迷ってしまう理由として、「イメージが出来ないから」とか「比較して納得しないと選べない」とか、人により色々あると思います。
だから、「イメージしやすいようなビジュアル資料を整える」とか、「ポイントを比較した表を作っておく」ということは、お客さんのためにも親切なことだと思うのです。
だけど、「迷うというプロセス」が必要な場合もあると思うのですよね。
それは、「機能がこっちの方が優れている」とか「こっちの色の方が馴染むな」とか、理解はしているのだけど、それでもどこか引っ掛かっている…というような場合。
これは、理屈でなく感覚・感性の問題です。
ここに理詰めで「明らかにこっちの方がいいでしょ」と証拠を突きつけ決断を迫られても、焦ったり、不安になってしまうだけではないでしょうか。
そして、そこを強引に理屈で押し通してしまうと、いつまでもモヤモヤとした気持ちが残ってしまうと思うのです。
悩んだ結果、結局「理屈」側を選ぶということもあるかもしれません。
事実としての結果だけ見れば、同じ。同じなのです。
だけど、それはほんとうに、「同じ」でしょうか?
これは、「結果」と「プロセス」のお話です。
「結果」は同じでも、「プロセス」が違うのですね。
私は、もっと「プロセス」に重きを置いても良いのではないかな、と思っています。
もちろん、お仕事として向き合っていく以上、人件費などの問題が存在することは否めません。
けれど、「結果」を重視するあまり、「プロセス」が軽んじられてしまうのは嫌だなぁと思うのです。
同じ結果が得られても、それに伴う充足感には、そこに至る「プロセス」を全うしたかどうかが大きく影響しているのではないかな。
まだまだ「結果!効率!」の声がとても大きいと感じる世の中だけど、「プロセス」をしっかり丁寧に味わいながら、生きてゆきたいなと思います( ˘ᵕ˘ )